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先日、個別相談に技術・スキル的なお悩みを抱えた方がいらっしゃいました。
30年間できたことないけどどうしても出来る様になりたい!
その方は「今まで30年間、抱えてきた課題がある」とのことでした。「今までいろいろ努力してきたが、未だ出来たことがない。でも、どうしてもそれが出来る様になりたい!」という熱意あふれる方でした。
視点を変えたら30年できなかったことが30分でできた!
その方、最初は緊張されていましたが、すぐにその方の「うまく行かないポイント」や「苦手意識の強さ」を察したので、それを調整しながらやっていただきました。そうしたら、なんとその方、たった30分でできるようになったのです!
ご本人曰く、「30年間、何をしていたんだろう?」とのご感想…
30年間も試行錯誤してきたことが30分で出来る様になれば、そう思いますよね。
実は、苦手なことを克服したい方には、とても重要なポイントがあります。
苦手な人には見えていないことがある
「ビルの反対側がこちらからは見えない」とか、「自分のことは自分が一番解らない」という言葉があるように、あることが「苦手な人」は同じことを「いとも簡単にできる人」が脳内で意識していることがわからないことが多いです。つまり、「同じようにやっているのにできない…」というケースです(料理のレシピなんかもそう)。
「今、苦手な人」にはその秘訣が見えていないのですから「それが存在することすら気付かない」のは仕方ありません。
ですから、「がんばってきたのにできない人」は、「同じ様にやっているつもりなのに、なんであの人は出来て、私は出来ないんだろう?」と思われるでしょうが、実際は、その「取り組み方」の中でも重要な部分に気付いていないことがあるものです。
例えばパソコンのコールセンターに

「パソコンの電源が入らないんですけど!(怒)」

「コンセントにプラグは入っていますか?」

「あっ…」
なんていう話は聞いたことありますよね?
苦手意識を取り除くのは一人では難しいこともある
今回のケースでは、
●苦手意識からくる緊張を取り除く
などの心理的なブロックを外しつつ、やり方を調整しながら実践してみたら、30分後には出来た!となったわけです。
もちろん、1回できただけでは不安定なので、繰り返し練習して、3回は「出来た体験」を経験していただきました。
この方のケースでは、「強い苦手意識」を放置したままで、テクニックや、手技・道具に走ってしまったことが、「がんばっているのに出来ない…」という気持ちが強くなり、どんどん「苦手意識」が強くなって、本質的な解決からどんどん遠ざかったようでした。
実は僕も、「すごく複雑なトラウマ・リリースとかやらなきゃならなかったらどうしよう…。」と若干の気がかりはあったのですが、あまりにもあっさりとできたので、

30年もできなかったって、こんな簡単にできたんだから、そうでもなかったんじゃないですか?

いえ、本当に出来なかったんです。でも今回、勇気を振り絞って相談してよかったです!
と喜んでいただけました。
諦めるのは簡単だが、今までとは違う視点からアプローチするのもアリ
「条件が変われば結果が変わる」という言葉がある通り、何事も、あきらめるのは簡単なのですが、実は重要なピースを一つはめさえすればそれで解決できることだってあります。
ですから「努力がなんだか報われない…」と感じたら、確かにそれは才能の問題なのかもしれませんが、ちょっと取り組み方を変えることで、努力が報われるようになるかもしれません。
そのピースが何かを
●時間がかかっても自分で見つける
●できる人に教えてもらう
アプローチはなんでもいいので(結果重視)、探して、改善して、苦手を克服していただきたいと思います。
この方も、諦めかけていたことができるようになったことをきっかけに、どんどんスキルが上がったらいいなぁ~と、期待しております。
このように、もしあなたが今抱えている壁が大きく感じているならば、「視点を変える」ことが良いきっかけになるかもしれませんね。
追伸:シルバメソッドの基礎コースでは、視点を変える方法・考え方を学びます。もし、タイミングが合えば、ぜひ、お役立てください。
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