薬草研究40年以上の薬草の達人に、当院スタッフと一緒に、「直接」ご指導いただきました。
この方は、某製薬会社からの顧問依頼、某博物館の協力依頼を受ける程の実力者なのですが、あっさりとその申し出を蹴散らすキャラクターの方です。
偶然の思いつきかつダメ元でコンタクトを取った所、
「いいよ♪」
とのご快諾をいただきました。(未だになぜご快諾いただけたのか解りませんが…)
そんな貴重な
「図鑑や本だけでは解らない!
五感で体験する 季節の薬草講座~実地研修編~」
は、次の様な形式で行われました。
●車で山に行き
●ある場所で降ろされ
●そこに生えている薬草の解説を受け
●「では、場所を変えて、そこで同じものを探しましょう。」
お恥ずかしい話、最初は、私にはどれも「緑の草、葉っぱ」にしか見えませんでした。
そんな中でも自分なりにがんばって「コレだ!」と思って、自信満々で見せに行った植物が「これ、よく間違う毒草(笑)はい、残念でした。」と、宣告されること幾度も…。
「認めたものが眼に止まり見つめたものが拡大する」
とはよく言ったもので、
最初はただの葉っぱだったのが、こんなだめ出しを繰り返していると、
「そう言えば、微妙に茎の色が違う…。」
「葉っぱの葉脈が若干違う。」
「茎を触った感じが違う」
「茎を折った所の臭いが違う」
「茎を折った所の味が違う」
「葉っぱ周辺の臭いが違う」
「葉っぱ周辺の雰囲気が違う」
などと、どんどん「葉っぱ感度」が上がってくるのを感じました。
そして、後半は
●ほぼ正解
になるのですが、ここで不安がよぎるわけです。
「これ、他の土地でやったら、同じ様に出来るだろうか…?」
その質問を達人にした所、
「ん?できないよ♪ 俺40年、きみ4時間♪大丈夫、焦らなくていいから、できるまでやればいい。」
その言葉にホッとしつつも、疑問が浮かびました。
「できるまでやればいいって、また伺ってもいいということでしょうか?」
とおそるおそる伺ったら、
「一度はじめたら、できるまでやるのが男だべした~(男じゃないか!)」
とのうれしいお言葉♪
「学者は能書きばっかたれるけど、薬草の調合なんて出来ないし、その前に、薬草取って来れないんだ!
そういう『先生』になるなってことだ!
わかんないことはわかるまで聞いていいから、そのかわり、解ったふりだけするな。
さっきの毒草を薬草だと信じ込んで持ち帰って起こった中毒事故なんて、よくあるんだ。
だから、山形まで遠いけど、
1回来て一日で一種類だけは絶対に間違わなくなって帰るぐらいの気持ちで取り組んだらいい。
一度に沢山覚えようったって、今まで覚えられた人いないから。」
正直、一度に沢山覚えられるだろうという気持ちがありました。
でも、クイズで当たる様にはなっても、車に乗りながら「あっ、あそこにあった!」と判別できるレベルになんかなれませんでした。
確かに、図鑑や本で「わかった気になる」のでは、使い物にはならないと確信できました。
ということで、小学生の様な気持ちで取り組ませていただこうと思います。
この様に、勉強に終わりはないし、
1回情報に触れただけで
わかったつもりになるのは
勘違いする可能性が高いから恐ろしいことだ
だから、
「あっ、それ知ってる!」
と思ったり口にすることが多いということは怖いということです。
謙虚に学び、同じことを繰り返し復習して、
「知ってるけど、使えない…」
にはならないように気をつけたいものです。
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