機械を使って α 波(アルファ波)を出せばいいのではない
受講生や受講を検討している方から、
「 α状態になれているかどうかは、脳がα 波(アルファ波)を出しているかどうかを機械で測定した方がいいのでしょうか?」
とか、
「復習するとき、 α 波(アルファ波)を出す機械を身に付けてやった方が良いのでしょうか?」
というご質問をときどきいただきます。
結論から申し上げると、そんなことをする必要はございません。
というのも、シルバメソッドで非常に重要な、
実力を最大限発揮できる状態の「 α (アルファ)状態」と、
脳全体から α 波(アルファー波)がでていること
とは必ずしもイコールではないからです。
「 α (アルファ)状態」は、思考活動で働いている脳の場所は β 波(ベータ波)が、それ以外の領域はリラックスの α 波(アルファ波)が検出されることが多いからです。
瞑想の特別な状態でしたら、脳全体からリラックスの α 波(アルファ波)が出て、心地よさを体感することも重要かもしれません。
しかし、シルバメソッドで重視しているのは、日常の問題解決で実力をフルで発揮できることであり、その状態を学ぶことです。この様に、日々の生活で誰にも生じる問題解決に役立つ状態が、人によっては、 β 波(ベータ波)だったり、 α 波(アルファ波)だったり、 θ 波(シータ波)だったりと、個人差があるので、あえて α 波(アルファ波)のみを出す必要はありません。
最終日の直感力を高めるトレーニング(ケースワーク)でそれなりの成果が出れば、あなたは α (アルファ)状態を活用することを修得していると「まずは」考えて大丈夫です。