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びっくりするほど集中出来ない日
「普段と違って、全く集中できないときがあるのですが、これは集中力が弱いからなのか?気合いが足りないのか?何が原因だと考えられますか?」
というご相談を受けることがあります。
「集中できない日がある」とのことですから、「集中できる日」もキチンとあるものです。
こんなときによくあることが、集中できない日は「お疲れ」なことが多いものです。
それが、肉体的なものか、精神的なものかはご判断いただくとして、疲労を解消しておくことは、とても重要なことです。
日常生活で、日々心身の疲労が取れるように心掛けていらっしゃるならば、パフォーマンスは安定してくるのですが、そうでないと、定期的だったり偶発的に「調子が悪い」と感じるときがあるかもしれません。
ですから、
この状態は、集中力が十分に備わっていないために起こるもの?
今回の様な相談をされる方には備わっているハズです。
ただ、集中力を発揮できる状態になるのを「邪魔する何らかの原因」が多くなるだけで、それを取り除くか(本質的な解決)、それを受け入れた上で一日の予定を立てるかだと思います。
こんな状態になるのは何が原因だと考えられますか?
一番最初に考えられるのが
●疲れ
だと思います。
肉体的に疲れていると、当然のことながら知的スタミナを発揮しにくい状態にあります。
また、体調に何らかの不調がある場合、その状態も影響してきます。
・視力低下
・聴力低下
・鼻炎
・その他不快な症状
それと、精神的に何らかの不調がある場合も、当然影響してきます。
・気が乗らない
・気が散る(他に強く気になることがある)
・飽きてきた
・興味が低下してきた
などが考えられます。
肉体的、および精神的な不調が強い場合、心身のリズムに合わせて調子に波が出てくる可能性があります。
ですから、上記に思い当たることがあれば、ここを可能な限り改善することが重要になってきます。
この様な場合、集中力を養う方法はあるか?
こういう方は集中力は元々お持ちだと思いますが、その「気になるほどの集中力低下」がときどきあるのは、集中力の強度というより、「邪魔する者の影響力が強くなる」のだと思います。
ですから、「集中力を養う方法」を探すのではなく、「集中力発揮の邪魔になるモノを取り除く方法」を探した方がいいと思います。
直接お目にかかっているわけでは無いので、勝手な想像になってしまうのですが、今までの個別相談の経験上、この様なお悩みのある場合は、「心身の疲労」が高まりすぎて「集中力発揮の邪魔をしている」ことがほとんどでした。
ですから、恐らく能力の問題ではないと考えます。
心身のリラックス法
簡単な方法として、
1)軽く眼を閉じて
2)ゆっくりと大きく深呼吸をして
3)頭のてっぺんから足の裏まで力を徐々に抜いていく
4)力が抜けた状態で、自分の身体が正常に働いているとイメージする
というものがあります。
これは出来る様になれば、一日が終わってもさほど疲れていない、タフな自分に変わるハズなので、ぜひ、習得してみて下さいね。
心身のリラックス法が身に付くまでの凌ぎ方
もちろん、本質的には「その日の疲れ、その日のうちに」なのですが、習得するには時間がかかる方もいらっしゃるかもしれませんので、技術的に回避できる方法を考えましょう。
作業と創造的な業務とを分けよう!
お仕事上、
●創造的な業務(頭を使う業務)
と
●作業(頭を使わず、機械的に処理する業務)
とがあろうかと思います。
集中できているときは、「創造的な業務」をする方がいいので、その様にスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
では、集中できずに気乗りしないときはどう過ごしたらいいのでしょうか?
気が乗らないときは作業!
気乗りしないときは、創造的な仕事は脳に負荷がかかりすぎて、思うようにいかない事が多いものです。
そんなときのために、頭を使わず、機械的に処理する業務である「作業」を普段から貯めておきましょう。
これは、脳の状態はあまり関係ないので、気楽に出来るハズです。
大抵の方はそれができていらっしゃるので、ここまではオッケーです。
あとは、肉体をどうするかということになります。
体力をつけて疲れにくくする
いろんな方にアドバイスをしてきて感じていることは、学生時代に運動をしてきたかどうかが、やはり肉体的ならびに知的なスタミナに影響するなということです。
では、今体力が無い方はどうしたらいいのかということですが、「人は鍛えれば鍛えるほど強くなる」という言葉通り、やはり運動をして、体力を付けることが重要だと思います。
だからといっていきなりマラソンを始めろというわけではなく、ウォーキングで結構ですから、身体を鍛える時間を作ることをおすすめします。
いろんな方と接していて、肉体のコンディションが良くない方は、業務に支障が出るほどになることが多く、その日は出社していても休み状態になり、職場に居づらい…とお悩みの方が目立つと感じております。
そうならない様に、ぜひ、鍛えてみることも選択肢の一つに入れてみて下さい。
小まめなリラックスを心掛けて疲れ果てないようにする
先ほどのリラックス法を、一日に小まめに行うことで、インターバル・トレーニングと同じで、一日が終わった時点であまり疲れなくなってきます。
仕事中にリラックスというのは気が引ける方もいらっしゃるかと思いますが、ご自身のパフォーマンスを最大限にするためにも、適度な休憩は必要だということを覚えておいてください。
そして、疲れ果ててからリラックスしても、元に戻るまで時間がかかります。
しかし、それほど疲れていない状態でリラックスすれば、元に戻るのはそれほど時間はかかりません。
ぜひ、ちょっとしたリラックスを日々の習慣にしてください。
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