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理解力の基本はイメージ力!
「人の話を聴いていると理解出来ないことがある…だから、理解力を高めたい!」
というご相談をよくいただきます。
まずは、
「理解力が高い状態とはどんなことができる状態か?」ということから考えてみましょう。
理解力が高い状態とはどんなことができる状態か?
会話や本の内容を頭に思い描けるかどうか、つまりイメージできるかどうか、が理解できるかどうかの指標の一つです。
例えば私は獣医師ですから、
●医学系の話
→参考体験が多い
→リラックスできている
→イメージできる
→理解しやすい
しかし、
●法律系の話
→参考体験が乏しい
→リラックスできない(緊張する)
→イメージできない
→理解しにくい
という様に、同じ人間でも、理解しやすいジャンルと、理解しにくいジャンルがあります。
このことから、理解力を高めるヒントがわかります。
理解力を高めるためには
上記より
1)参考体験が多いほど
2)イメージ力が強いほど
3)リラックスできるほど(余裕がある)
理解力が高まる可能性があるとわかります。
では、それぞれどうしたらいいのでしょうか?
1)参考体験を増やす方法
これは、いろいろなことに何度も触れることが大事です。
しかも、ただ触れるだけではなく、
知りたい
という気持ちを強く持って、何度も触れることです。
このとき、ダラダラ取り組むのではなく、興味・関心・意義を感じながら取り組む事がとても重要です。
これがある程度増えてくると、
「次はこうなるかな?」
という予測が出来る様になります。
カラオケでもそうですよね。
歌い慣れている曲は音を自信を持ってパーンと出せるけれど、歌い慣れていない曲は音を探しながら歌うじゃないですか?
アレと同じです。
ですから、一度知ったらそれでオッケーではなく、学んでからしばらくは、繰り返しが必要なのです。
そしていつまで繰り返しが必要かというと、一生必要なのです。
慣れたものでも、しばらくやっていないと忘れますでしょ?どれもそんなものなのです。
次に、イメージを高める方法はこんなことに気をつけます。
2)イメージ力を高める方法
脳は言葉などを元にしたイメージで考えます。
ですから、イメージに変換しやすい「慣れた分野」は理解するのが簡単ですし、参考体験が少ないからイメージに変換しにくい「不慣れな分野」は理解するのが難しいのです。
このことから、イメージできることを増やすためにも、1)の参考体験を増やすことはとても重要です。
特に、わからないことがありすぎて何から手を付けたらいいのかわからない…なんていう方は、何でもいいから目の前に来たものをやってみるのです。
そして、やり終わった後、自分がやったことを「リラックスして思い出す」ことが重要です。
ちなみに脳はシャカリキになるより、リラックスしたときの方が物事を考えるのに適した状態になります(by シルバメソッド)。
ですから、復習の際に
a)リラックスして
b)本や講義や会話の内容を思い出す
を繰り返せば、人によって時間がかかることもあるかもしれませんが、出来る様になります。
そもそも、日常生活で会話が出来ているならば、理解力はあり、ただ、不慣れなことには参考体験が少ないからイメージしにくい→理解力が発揮しにくいという状態と思います。
3)イメージ力を邪魔する緊張・ストレス
イメージ力を発揮することの邪魔になる要素として、「リラックスが不十分」というものがあります。
慣れてくれば十分にリラックスできていなくてもイメージできるようになりますが、やはり脳の開発段階ではリラックスしながらイメージ力を開発するのがいいでしょう。
人は眼を閉じてゆっくりと深呼吸しているとリラックスできる様になっているので、ぜひ、普段から習慣にしてくださいね。
理解力を付けるには、なにを意識して改善したらいいのか?
以上から、課題は、
●参考体験を増やす(学習量を増やす)
●無意識に出来る様になるまで繰り返し復習する(イメージで)
●復習の際は「知りたい」「マスターしたい」という気持ちで繰り返す
●リラックスする
となろうかと思います。
これらを高めるために、読書や、会話などを意欲的に取り組んでみるのがオススメです。
見たい!
聴きたい!
知りたい!
マスターしたい!
体験したい!
そんな、子供の頃のような好奇心で日常の出来事に接することが、理解力を高める秘訣なのかも知れませんね。
このアドバイスが何らかのヒントやきっかけとなって、より充実・納得できる人生になることを願っております!
応援しております。頑張ってください♪
追伸:記憶に残るイメージ力を高めるための土台としてのリラックスを「身体で習得したい」という方には、シルバメソッドの基礎コースがおすすめです。リラックスしてイメージ力を高めることで、理解力が格段にアップすることを体感していただけるはずです。
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