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世の中期待通りに100%いく事なんてない!
プラモデルの部品の面が平らだとか、真っ直ぐと思っている方は多いものですが、必ずしもそうとは限りません。
写真の様に、実際に確かめてみると(パテを盛って削ってみた)、うっすら凹んでいるのがわかります(凹みにパテが白く残る)。
それをそのまま組み立ててもいいのですが、こんなことほど手を抜かずにしっかり処理すると、仕上がりがまるで違います(もちろん、自己満足的ではありますが…)。
望む結果に引き戻すための努力でメンタルが鍛えられる
昔のキットほど、こういう状態が多く、酷いと、接着面すら合わないこともあります(笑)。
そんなときは、
●暖めて変形させる
●パーツを切って、プラバンで加工したものを貼り付ける
などの作業をすることになります。
この過程でとても技術が磨かれます。
また、
●細いパーツが折れたら、他の人が見ても分からないように繋ぐ技術
なんかは、子供のおもちゃが壊れたときに直すときに役立ち、とても喜んでもらえたのを覚えています(子供は思い出せないみたいですが…)。
期待通りならラッキ−!そうでなければ成長の機会!
こんな趣味を通して学んだことですが、環境に過度の期待をせず、期待通り、あるいはそれ以上だったらラッキー!と感謝し、期待にそぐわなければ、「世の中、こんなもんだ!そしてこれは腕試し・成長のチャンス到来!」と解釈して行動できるようになりました。
この様に「自分で整えるのが当たり前で、買ったものが整える必要が無かったらラッキーであり、整えることを、面倒だと思わなくなりましたし、避けて逃げない心も鍛えられました。
とにかく、「諦めない気持ち」が育まれるのが、プラモデル制作です。
副次的に、何かトラブルが起こっても、好きなことですから「あ”ぁ”−っ!」などとかんしゃくを起こしたりせず、どうやったら元に戻せるか?本来の進行状況に戻せるか?と、あれこれ解決思考で考え始めるので、途中で簡単に諦めたりせず、望む結果が得られるように修復のための努力をし始めますから、精神的にも鍛えられ、心の状態も安定してきます。
もちろん、全く波風が立たないわけではありませんが…(笑)。
心を込めて、丁寧に取り組む姿勢は、精神の鍛錬になる
そんな理由から、プラモデルを心を込めて、丁寧に作ることは、精神の鍛錬になりますし、問題解決力も高まるなど、人生も学べますので、パチパチはめて終わりももちろん楽しいのですが、仕上がり具合に貪欲なモデラーになるのもいいかもしれませんね。
そして、これぞ、究極の指先知育なのではないでしょうか?
是非、お子様にもおすすめしたい趣味です。
同じ様なことは、書道や絵画、音楽でもいえると思います。
どうせ取り組むなら、完成度を高めることで心も育みたいですね。
「たかがプラモデル…」などと陰口をたたかれないように(笑)。
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